ゴミ屋敷を放置する弊害とは
ゴミ屋敷は部屋を狭くするので、スペースの有効活用ができなくなりますし、健全な日常生活を妨げる要因になります。例えば、夏場にエアコンが故障して修理業者を呼んでも、狭すぎて修理できないとその場で断られてしまったりするのです。また調理をする際に火災が発生するリスクが高まるなど、生活における危険度が高くなります。害虫の発生源にもなり、不用品回収業者にゴミ屋敷の処分を依頼した際、数百匹の害虫が見つかったという話もあります。これほどの数になると殺虫剤をまいても焼け石に水となるので、発生のもととなるゴミを処分するしかありません。特にペットを飼っている家庭は、ゴミ屋敷が重症化しやすい傾向があるので注意してください。ペットの糞尿により悪臭が発生すると、ハエやウジを呼び寄せる原因になります。
ゴミ屋敷の解決には決意が必要
ゴミ屋敷問題を解決するためには、絶対に解決するという強い決意が求められます。ちょっとした甘えが引き金となってゴミ屋敷になるケースは多いです。いつか片付けようと思って解決できるほど問題は甘くはありません。さらにゴミが増えていけば、今以上に片付けるのが大変になるでしょう。ゴミ屋敷になるのを防ぐには、ゴミをこまめに捨てることが基本です。すでにゴミ屋敷になり始めているケースにおいては、ゴミの高さが1mに達したら片付けるなどと決めておく必要があります。明確な基準を設けておかなければ、きっかけを逃してしまうからです。ゴミ屋敷は放置すればするほど、不用品回収業者に依頼したときの費用が高くなり、作業時間は長くなります。
粗大ゴミ回収業者を上手に利用するためには質の良し悪しを見分けることが肝心です。無料と謳いながら後で高額な請求をする悪質な業者の多くは一般廃棄物の収集許可を持っていないので注意する必要があります。